Solution
現場のソリューション事例集
過去に実際にあった相談内容をもとにした、ソリューション事例をご紹介します。※機密的な情報や相談主(お客様)を特定できないように、一部、変更・編集しています。ご了承ください。
企業Webサイト/CMS(WordPress・Movabletype等)関係
【ケース1】担当者が辞めてしまって、ホームページどうしたらいいかわからないので困っていることの相談

社内の担当が辞めてしまって、ウェブサイトの管理その他がよくわからない…どうしたらいいでしょうか?



1)現状の情報の整理
・ドメイン管理
・サーバ管理(おもにWWW/MAIL等)
・サイトの現状(CMSを利用しているかどうか)
2)現状の整理/問題個所・改善箇所のピックアップ
を実施
WordPressを利用・Webサーバがレンタルサーバの中で、少々そものもの見直しが必要でしたが、第一弾として、バックアップ機能の導入およびWordPressのバージョンアップ・Webサーバのセキュリティ的措置(内部のバージョンアップ)を実施しました。
【ケース2】Web制作会社とどうもやり取りがうまくいかないという相談



今、依頼しているWeb制作会社とどうもやり取りがうまくいかず、もやもやします。また、以前より費用も上がっているように思います。



まず最初に「どういう形で依頼をしているか」それに対する「成果物」は何かと問題点を改めて一度整理し、それに対応する費用や納期・満足度について見える化するのではどうでしょうか。
3つほど案件を見える化してみたところ、発注側であるお客様の「依頼の仕方・依頼内容」にも問題があるのではないか?という分析結果がでました。また、それにあわせて、今のお取引のWeb制作会社様にどういった役割を担ってほしいか、どういう業務を依頼するのがいいかといった方針とあわせて、依頼の仕方の改善を実施しました。
高度IT情報人材育成・IT部門組織マネジメント関係
【ケース1】歴史も長く事業は大きいが、その分IT化の対応に経営陣や今までのメンバーが知見の少ない会社の情報システム部門の採用・人材育成の相談



総務部兼ねる部門長及び現在対応にあたっているコンサルタント:今、社内の情報システム部門(10人規模)のリソース不足や採用がうまくできず困っている。どのような取り組みをしたらよいでしょうか。



情報システム部門を強化したいという話であり、会社としては利益もでており、運用予算もあるようなので、長期的に考えれば、専門部署として独立するための情報システム部長の導入やIT人材の流動性もふまえて、外部リソースのチーム(外部専門会社)の活用などの組織設計を提案。
あわせて、情報システム部門の疲弊の解消や組織や人の気持ちの硬直化の対応もセットで提案。
ただし、前提にマネージャー層の理解や協力が必要。特に、マネージャー層のIT分野の知見がないという部分の解消も同時に解決する必要があるのでその点ふくめて3点をどう取り組みかについてをふまえた改善提案しました。
実際、お話を伺ってみて、とにかくITに対しての恐怖(自分たちがコントロールできない分野)に対して、どうすべきか、とはいっても、必要という意欲はありました。
ただ、それ以上に部長と非常に親密な外部コンサルタントが、2000年以降のIT知見がすくない過去の汎用系パソコン系/OA(office automation)のままアップデートされない既得権益化されているような存在でした。その点で、おそらく、人間やパートナー企業をいれるのに抵抗勢力になるだろうと考えていましたが、新参者の私たちには、そこまで踏み込む関係性は構築できていないため、部長の決断にゆだねました。
結論としては、弊社との契約にはなりませんでしたが、会社が成長・発展していることを祈るのみです。
【ケース2】Webメディア事業部のリストラクション



Webサービスの売上が伸びて、事業チーム(6名)に色々な問題がでている。とくにエンジニアとそれ以外の不和を問題視している。



経営者からの課題から、実際の業務内容のやりとりなどを確認し分析しました。チームの課題、そもそも該当チームを会社としてどうしていきたいかのビジョンふくめて経営の課題と2種類にわけて、着手することを提案。継続的な2つの側面からの課題着手にあたる契約にいたりました。
【チームの課題】
マネージャー1名/ディレクター1名/デザイン・運用更新系2名/エンジニア2名の構成。
エンジニアの問題よりも、エンジニア以外のメンバーのシステムへの理解度の低さが、様々な問題の損失や齟齬を生んでいると判断。ただ、実際にエンジニアの育成についてはエンジニアリーダーが育成が得意ではない点ふくめて、6名規模の難しさをどうするかが課題になった。
6名規模でのマネージャーとディレクターの役割の重なり問題の解決
エンジニアの疲弊にもつながるが、各メンバーも知識・経験不足の問題は大きく、年齢も若いがゆえに、過信する点も大きくみられ、早期解決にはいたらなかった。
エンジニアについては部分部分での外注起用作戦を実行。
【経営の課題】
社長のアイデアにより、急成長した事業ではあるが、現場のスキルやチーム力は、競合のWebサイトと比較すると見劣りする部分が多くありました。
それをふまえて、まずは、会社としての事業ビジョン・目標・KPIを明確にするところから着手し、それにあわせて、ディレクターとかぶっていたマネージャーの役割を昇格させる流れになりました。が、担当ディレクターのマネジメント力不足が見える点、毎日現場をみているディレクターと社長の方針がかみあわないまま、進行することになり、当初の課題解決からは離れたところからの着手になりました。
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目標にあわせて継続的な改善を実行しました。100点の解決には至らないものの、会社の新しいチャレンジとして、得るものも大きくあったプロジェクトでした。