Web担当者の現場用語集
Web担当者や情報システム担当者たちの現場でよく使う用語集です。
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第一弾で、Webサイト制作・Webディレクター関係の用語をまとめています。
Webサイト制作・Webディレクター関連
Webディレクター
Webサイトの制作・Webシステムの構築の現場指揮を行うリーダー的存在。家を建てる大工の棟梁的な立ち位置です。ただ、役割が非常に多岐にわたり、またあいまいなところもあり、この用語のとらえ方は個々人、会社などで異なる部分があります。
発注側のWebディレクター、受注側のWebディレクターといった使われ方もあり、立場が大きく変わるため役割、求められるスキルも変わる。
ウェブブラウザ・インターネットブラウザ・ブラウザ
ブラウザは、Webサイト(ホームページ)・Webページを閲覧するソフトウェアのことをいいます。
代表的なブラウザではGoogle Chrome(グーグルクローム)、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)、Safari(サファリ)などがあります。
Webの技術上も漢検しますが、ブラウザの種類や画面サイズによって、Webサイトの見え方が異なることがああり、各ブラウザでの表示チェックがWebサイト制作現場では、その対応が必要となっています。あわせてスマートフォンでも各機種で当然異なることがあり、どこまで対応するかなど現場の課題になります。
キャッシュ / cache (ブラウザでサイト閲覧時のキャッシュ)
ブラウザのキャッシュは、一度アクセスしたサイトの情報を一定期間、ブラウザ上で保存する仕組みのことを 2回目にサイトにアクセスした際に、保存した情報を表示することで表示スピードが速くなりますが、以前アクセスしたときからWebサイトが更新されていると過去の情報が表示されてしまう場合があります。
Webサイト制作をしていると、修正依頼を反映しても「直っていない」と言われることがよくあります。その場合は、だいたいがこのキャッシュの影響によるものなので、キャッシュクリアをする必要があります。
昨今では、WWWサーバ側でもそういった仕組み(CDN/キャッシュサーバ)も発展しており、ブラウザでのキャッシュだけではなくなっているので、ブラウザのキャッシュクリアだけで解決しないといった問題もしばしば発生します。
ちなみに現金の意味の英語は「cash」です!
リダイレクト ( redirect )
Web制作現場でよく使われるリダイレクトは、特定のURLを、別のURLに転送することです。技術的には.htaccessを利用したり、WordPressではプラグインを利用したりと、実装方法はいくつかあります。
一般的な使い方としては、Webサイトのリニューアル・ドメイン変更などによるURL変更に利用します。
家を引っ越した時に、古い住所に届いた郵便も新しい住所に転送してもらえる手続きをすることがあると思いますが、これをWebサイト上で実現するのがリダイレクト機能です。
サイトリニューアルを行いサイトののURLが変わった場合、ユーザーが古いURLをブックマークしていた場合などは閲覧できなくなってしまいます。リダイレクトで新しいサイトが表示されるように設定しておけば、新旧どちらのURLでアクセスしても新しいサイトが表示されるようになります。また、SEO的にも、その前のURLの評価を引き継ぐということもあり重要とされています(※ただし、あくまでどこまで効果があるかは不明です。)
また、実際のブラウザ利用者は、一瞬で、気づかないこともあり、フィッシングなどセキュリティでも利用される概念・技術です。
レスポンシブ対応/レスポンシブWebデザイン ( responsive web design )
「レスポンシブWebデザイン」とは、PC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズの幅を基準にWebサイト表示を柔軟に調整し、どの画面でも見やすく最適な表示にすることです。 現場では、レスポンシブ化やレスポンシブ対応・レスポンシブデザインと個々で若干違う言い方をすることがあります。
Webサイトのレスポンシブ対応について、そもそも、PCとスマートフォンサイトを全く別のページとして用意し、表示するやり方もあります。「レスポンシブWebデザイン」のメリットは1つのファイルでPC・タブレット・スマホなどすべての表示を行える点です。当然、レスポンシブに対応したWebページのレイアウトである必要があったり、制約は生まれますが、スマートフォンでの閲覧の需要が多い日本においては、せまい画面サイズでは、幅広い画面でのいろいろな表現が可能なデザインレイアウトにするよりも、シンプルな構成の制限があるため、レスポンシブWebデザインがスタンダードな手法として採用するのが無難でしょう。
また、詳しくは説明しませんが、WordPressなどのCMSとのレスポンシブ対応との相性もよいので、この考え方は今や現場では主流になっています。
レスポンシブWebデザインのデメリットとしては、PC・タブレット・スマートフォンといった画面サイズの違ったものすべてに同じ内容を表示させる必要があるため、各端末ごとに全く違うデザインや内容を掲載する場合には向いていません。 全ての端末でどのように表示させるかを計算してサイト設計を行う必要があります。